Twitterについて
※これは2013年12月に調べた内容です。かなりの長文です。
1.はじめに
近年、SNS( social networking service)の成長とともにTwitterを使っている人が増えてきた。Twitterは140字以内でtweetを投稿できるサービスである。TwitterはTwitter社によって運用されており、「ミニグログ」「マイクロブログ」といったカテゴリーに分類される。SNSは繋がりがあることが前提であるに対し、Twitterは必ずしも繋がっていないゆるい関係性が前提である。広義的に捉えた場合は、TwitterもSNSに分類することができる。Twitterは日本語に訳すと、「さえずり・興奮」「無駄話」、または「なじる人・嘲る人」の意味で、tweetは「鳥のさえずり」の意味で、日本では「つぶやき」と意訳されている。
2.Twitterの規制内容
Twitterにはサーバーの負荷を軽減するために、規制というものが存在する。規制について説明する。
A.post規制
この規制はアカウントに対して行われる。
(ア)ツイート数に関するもの
・3時間以上の離脱後の初ツイート、または規制解除後の初ツイートが始点になる。
・始点から3時間の間、127ツイートで規制され、始点から3時間経過で解除される。
・削除されたpostもカウントされている。
・公式RTもカウントされる(削除した場合もカウントされる)。
・規制されなくても、前回の始点から3時間経過後の最初のつぶやきが始点になる。
※つまり、もしずっと「3時間あたりある程度のpostが投稿された状態」で投稿し続けている人が居たと仮定すると、Twitterを始めた当初の発言まで遡らないと始点は分からない事になる。
よって基本的には一日に最大1016(=127×(24÷3))postまでとなっている。
(イ)その他
お気に入り … 24時間あたり1000リクエスト
リスト作成 … 1アカウントあたり20個まで
リスト登録 … 1リストあたり500人まで
B.API規制(API1.1の規制内容)
この規制は、クライアントに対して行われる。
よって使用するクライアントを変えれば回避可能である。
15分ごとに解除される。
また、公式クライアントの方が優遇されている
規制内容 | 非公式クライアント | 非公式クライアント |
TLの取得 | 180回 | 15回 |
メンション(@)の取得 | 60回 | 15回 |
DMの取得 | 60回 | 15回 |
リストの取得 | 300回/ | 180回 |
検索の取得 | 180回 | 180回 |
ここでは主なAPIの規制について記したが、他にも様々なAPI規制が存在する。気になる方は各自で調べていただきたい。
これらからわかることは、広告等の関係もあり、公式クライアントが非常に優遇されていることである。しかし、公式クライアントより使いやすい非公式クライアントも数多く存在する。また、規制の基準は時々変更されることがある。上記の記述は1013年12月1日時点での結果である。事実に最近では1013年6月12日にAPI 1.0からAPI1.1に変更され、使いにくい非公式クライアントが増えたのも事実だ。
C.凍結
Twitterでは規制ではなく凍結がなされることもある。Twitterアカウントの凍結が行われた場合はTwitterの全機能が利用できなくなる。凍結される明確な基準は分かっていないことが多い。しかし、凍結されやすい行動などは徐々に判明してきている。
以下の行為を行うとアカウントが凍結されやすくなるので注意してください。
・ 多くのユーザーにブロック、スパムをされた場合
・ 大量フォロー、リムーブ
・ ツールによるフォロー、リムーブの自動化(フォロー返し除く)
・ つぶやきがほとんどリンクかつ自動
・ 出所を明示せずに他のユーザーのコンテンツを再投稿した場合
・ 複数アカウントで多重投稿
・ 複数のユーザーに対し、同じ内容の@投稿
・ つぶやきと直接関係がないハッシュの利用
・ 大量アカウント、半年以上活動なし、アカウント売買目的
・ マルウェア、フィッシング
・ アイコンや背景がポルノ画像
・ 13才未満(サービスとしては利用対象外。親の同意なしに個人情報を提供した場合は凍結。)
また下記はスパムと思われてブロックやスパム報告されやすくなる。アカウント凍結の原因になりやすいので注意してください。
・ アイコンがたまご
・ ツイート数が0
・ プロフィールの自己紹介が未記載
・ フォロワーに大量の外国人
このようなことばかり書いていると、どれほどまでフォローしてよいのか分からなくなりTwitterをすることに対し難しく考えてしまうであろう。そこで、安全であろう基準も以下に記しておく。
ツイッターのアカウントには、現在2種類確認されており、2011年12月31日まで作られた古いアカウントと、2012年1月1日以降に作られた新しいアカウントに分類されます。
古いアカウントの場合 | フォロワー2000人以下 | フォロワー2000人以上 |
フォロー | 1日に290人まで | 1日に480人まで |
1度に48人まで | 1度に60人まで | |
アンフォロー | 1日に190人まで | 1日に300人まで |
1度に48人まで | 1度に65人まで | |
自動DM | 1日に90通まで | 1日に80人まで |
新しいアカウントの場合 | フォロワー2000人以下 | フォロワー2000人以上 |
フォロー | 1日に30人まで | 1日に60人まで |
1度に15人まで | 1度に30人まで | |
アンフォロー | 1日に30人まで | 1日に60人まで |
1度に15人まで | 1度に40人まで | |
自動DM | 1日に15人まで | 1日に30人まで |
これらの基準を守って使えば凍結されることはめったにないであろう。もし、凍結されると自動的に回復することはないので、解除申請をしましょう。
D.永久凍結
通常凍結の解除は一度のみ可能で二回目以降は大抵、永久凍結となる。復活することはできません。一度凍結された方は、注意してTwitterを活用するようにしましょう。
ここまではTwitterの仕様について書いてきました。普通に使っている限り基本的には関わりのない話かもしれません。しかし、いつあなた自身が規制や凍結をされるかは分かりません。しっかりと正しい知識を持ってTwitterをするようにしましょう。
3.最後に
本文の内容はTwitterを快適に使用するために抑えて欲しい仕様を書いたにすぎません。Twitterには危険やデマがたくさん存在しています。現実とネット上は全く違います。しっかりとマナーを守りましょう。また、情報リテラシーを身につけ、情報社会を生きていく上で情報収集能力及び拡散能力の高いTwitterをできる限り有効活用していきしょう。
<参考文献>
・http://ja.wikipedia.org/wiki/Twitter
・http://twittersuspended.blog101.fc2.com/blog-entry-3.html
・http://ideahacker.net/2013/06/25/5564/
・http://saizou01.com/twitter-3-1422
2015年7月 追記
元の文章にはオススメクライアントについてを載せていましたが、
この記事では省略し、
上記の記事にまとめなおし移動しました。
今更ですが、最後まとまってね~(笑)
あと、密かに表を綺麗に直しました!(めんどかった)